Scratchのエラー・トラブル解決大全|動かない時の対処法
Scratchは、文字のコードを書かないぶん、エラーメッセージが出ません。だからこそ、「なぜ動かないのか」が分かりにくく、困ってしまうことがあります。本記事は、そんなときの「駆け込み寺」です。ブロックの組み立てから、実行時の不具合、スプライトのトラブル、電子工作連携まで、できる限り幅広く、具体的な手順つきでまとめました。今、困っていることに近い項目を、目次から探してみてください。
🔧 この記事の使い方
最初から順番に読む必要はありません。今、困っていることに近い章を探してください。
- ブロックがうまく組み立てられないときは → 1章へ
- 緑の旗を押しても動かないときは → 2章へ
- スプライトやコスチュームがおかしいときは → 3章へ
- 変数やリストが思った通りにならないときは → 4章へ
- 音が鳴らないときは → 5章へ
- ジャンプ・当たり判定などゲーム作りで困っているときは → 6章へ
- 保存・共有ができないときは → 7章へ
- アカウント・ログインで困っているときは → 8章へ
- Arduino・Raspberry Pi・micro:bitとの連携で困っているときは → 9章へ
- 動作が重い・カクつくときは → 10章へ
📖 先に知っておくと読みやすい言葉
本記事で繰り返し出てくる言葉を、先に簡単に説明します。
- スプライト:画面に登場するキャラクターや物のことです。
- 変数:数字や文字を、一時的に覚えておく入れ物のことです。スコアなどに使います。
- リスト:変数を、複数まとめて並べられるようにしたものです。
- クローン:あるスプライトを、プログラムの中で複製したコピーのことです。敵キャラを何体も出したいときなどに使います。
- 「ずっと」ブロック:中に入れたブロックを、無限に繰り返し実行させるブロックです。
01ブロックの組み立て・基本操作編

「ブロックがうまくつながらない」。Scratchを始めたばかりの方が、最初にぶつかる壁です。代表的な原因から見ていきましょう。
とくに多い2つの原因(詳しく解説)
1ブロックの形が合っていない
Scratchのブロックには、それぞれ決まった「形」があります。四角いブロックの上には四角いブロックしかはまりません。「もし〜なら」のような六角形の判定ブロックは、専用の穴にしかはまりません。つなげたいブロック同士の、端の形をよく見比べましょう。
2ドラッグする位置がずれている
ブロックをつなげるには、下に置きたいブロックの上端を、上のブロックの下端に、ぴったり近づける必要があります。少し離れた位置でマウスを離すと、つながらずに単独で置かれてしまいます。近づけると、白い影(プレビュー)が表示されるので、それを目印にしましょう。
② ドラッグ中に、つなげたい場所の近くまでマウスを持っていくと、白い影(ハイライト)が表示されるか確認する。表示されれば、その位置でマウスを離す。
③ 表示されない場合、ブロックの種類が合っていない可能性があります(例:六角形の判定ブロックを、四角いブロックの列に挟もうとしている)。
② 正しい位置まで、そのままドラッグして移動する。
③ 間違えて動かしすぎた場合は、キーボードの
Ctrl+Z(Macはcommand+Z)で、1つ前の状態に戻せます。Ctrl+Z(元に戻す)を押してみる。多くの場合、これで復活します。② 戻らない場合、ブロックをゴミ箱(ブロックパレット)にドラッグして、誤って削除していないか思い出す。
③ 別のスプライトを選択している間に、作業中のスクリプトが見えなくなっているだけ、というケースもあります。該当のスプライトを、再度選び直して確認する。
② それぞれの色が、そのままブロックの色に対応しています。「動き」は青、「制御」はオレンジ、というように覚えると、目的のブロックを探しやすくなります。
③ 迷ったら、カテゴリ名を1つずつクリックして、中に入っているブロックを眺めてみるのもおすすめです。
② 空白の作業スペースを右クリックすると、別のメニュー(きれいにする、など)が出ます。目的に応じて、クリックする場所を変える。
③ タブレットの場合は、ブロックを長押しすることで、同様のメニューが表示されます。
② 音楽、ペン、翻訳、物理演算(Text to Speech等)、電子工作関連(micro:bit等)のブロックは、拡張機能として、追加しないと表示されません。
③ 一覧から、必要な拡張機能を選んでクリックすると、パレットに新しいカテゴリが追加されます。
② カーソルが点滅したら、キーボードで数値を入力する。
③ 入力後、ブロックの外側の何もない場所をクリックすると、確定されます。
② 1つのブロックだけを外したい場合は、その下にあるブロックを、先に別の場所へ一時的に移動させてから、目的のブロックを外し、その後、下のブロックを元の位置に戻す、という手順を踏みます。
② そのブロックにつながっている、下のブロックすべてが、自動的に一緒に移動します。
③ 離れた場所にある複数のスクリプトをまとめたい場合、Scratchには範囲選択機能がないため、1つずつ移動させる必要があります。
② 出てきたメニューから「複製」を選ぶ。
③ 複製されたブロックが、マウスにくっついてくるので、好きな場所でクリックして配置する。下につながっているブロックも、まとめて複製されます。
② 「コメントを追加」を選ぶ。
③ 表示された黄色い付箋に、メモを入力する。付箋の左端をドラッグすると、折りたたんだり、位置を動かしたりできます。
② 確認したい箇所に、「(メッセージ)と2秒言う」ブロックを、一時的に差し込む。
③ 実行してみて、想定した順番でメッセージが表示されるか確認する。確認が終わったら、そのブロックを削除する。
02実行時のトラブル編

ブロックは組み立てられたのに、実行すると思い通りに動かない。Scratchでもっとも多く寄せられる相談です。
② スクリプトが、正しいスプライトに置かれているか確認する(左下のスプライト一覧で、対象のスプライトが選ばれているか)。
③ ブロック単体を直接クリックして、そのブロックだけが正常に動くか、切り分けて確認する。
② x座標が-240〜240、y座標が-180〜180の範囲を超えていれば、画面外にいます。数値を0に変更して、中央に戻す。
③ 「もし端に着いたら跳ね返る」ブロックが入っていない場合、動き続けるブロックで、どんどん遠くへ行ってしまうことがあります。追加を検討する。
② 「もし〜なら」ブロックで、条件がずっと成立しないままになっていないか確認する。
③ 「〜秒待つ」ブロックの、待ち時間が長すぎないか確認する。
② 比較している2つの値を、それぞれ「〜と2秒言う」ブロックで、一時的に表示して確認する。
③ 文字列と数値を比較していないか確認する(例:変数が「10」という文字として保存されていて、数値の10と正しく比較できていない場合があります)。
② スクリプトの一番上に、実行のきっかけとなるブロック(「緑の旗が押されたとき」など)があるか確認する。
② なければ追加する。Scratchは、前回の実行結果を、変数にそのまま残す仕様のため、明示的なリセットが必要です。
② 操作が競合している場合、片方のスクリプトの役割を明確にして、統合するか、別々の変数を使うように書き換える。
③ 「メッセージを送る/受け取ったとき」ブロックを使うと、複数のスクリプトの実行タイミングを、意図的にそろえられます。
② 「もし〜キーが押された なら」という、調べるカテゴリのブロックを使っている場合、これは「ずっと」ブロックの中に入れて、常にチェックし続ける必要があります。
③ ブラウザの別のタブや要素に、フォーカスが当たっていないか確認する。ステージ部分を一度クリックしてから、キーを押してみる。
② スプライトの絵自体が小さすぎないか確認する。
③ 他のスプライトが、上に重なって、クリックを妨げていないか確認する。
② 「〜度回す」ブロックを使うキャラクターは、「左右のみ」に設定すると、上下逆さまにならず、左右の向きだけが変わるようになります。
③ 意図と違う設定になっていれば、変更する。
② 比較している変数の中身を、「〜と言う」ブロックで、実際に表示して確認する。
③ 数値と文字列を比較していないか確認する(Q16と同様の原因です)。
② 動かしている座標の変化量(歩数)が、大きすぎないか確認する。数値を小さくして、滑らかさを比べる。
③ スプライトの数や、コスチュームの画像サイズが大きすぎないかも、10章(パフォーマンス編)を参照して確認する。
② ブラウザのタブを、一度リロードしてみる(保存していない変更は失われるため、こまめな保存を心がけましょう)。
③ 繰り返し発生する場合は、10章のパフォーマンス編もあわせて確認する。
② もし処理が想定より長く黄色い枠のままなら、その中に、終わらない繰り返し処理がないか確認する。
② 別のスプライトや背景が、上に重なって隠していないか確認する。
③ 座標が、画面の外(Q14参照)になっていないか確認する。
03スプライト・コスチューム編

キャラクターや、その見た目に関するトラブルです。
② 表示されるメニューから、「スプライトを選ぶ」「描く」「サプライズ」「アップロード」のいずれかを選ぶ。
③ クリックしても反応しない場合、ブラウザを一度リロードして試す。
② コードでの対処には、「最前面へ移動する」ブロック(見た目カテゴリ)を使う方法もあります。
③ どちらのスプライトを手前にしたいか、意図を明確にしてから、レイヤーの順番を整理する。
② そのスプライトに、コスチュームが2枚以上あるか、「コスチューム」タブで確認する。1枚しかなければ、切り替えようがありません。
③ 切り替えの直後に、「〜秒待つ」を入れないと、一瞬で何度も切り替わり、目に見えないことがあります。
② 追加されていても、ステージに反映されない場合、実行中のコードが、別のコスチュームに固定していないか確認する(「コスチュームを〜にする」ブロックなど)。
③ 描いた絵のサイズが、他のコスチュームと極端に違うと、表示が崩れることがあるため、サイズ感を見比べる。
② スプライト情報パネルの「大きさ」欄の数値を、直接書き換えて試す。
③ コスチューム自体の画像サイズが極端に大きい場合、%を変更しても、見た目の変化が分かりにくいことがあります。
Ctrl+Z(元に戻す)を押す。多くの場合、これで復活します。② 元に戻らない場合、以前に保存したファイルがあれば、そちらから読み込み直す。
③ 今後は、大きな変更をする前に、こまめに保存する習慣をつけることをおすすめします。
② 操作したいスプライトを、左下の一覧からクリックして選ぶ。
③ 選んだスプライトに対して、必要なブロックを組む。この作業を、操作したいスプライトの数だけ繰り返す。
② 新しい名前を入力し、エンターキーを押して確定する。
③ 名前を変更しても、すでに組んだブロックの動作には、影響しません。
② 「コスチューム番号」は、この並び順に対応した数字です。途中でコスチュームを削除・追加すると、後ろの番号がすべてずれます。
③ コード内で、番号を直接指定している場合は、ずれた後の正しい番号に、書き換える。
② 「背景を〜にする」ブロックが、正しいスクリプトに置かれているか確認する。
③ 「背景」タブに、切り替えたい背景が、実際に追加されているか確認する。
② ファイルサイズが極端に大きい場合、読み込みに時間がかかったり、失敗したりすることがあります。画像編集ソフトで、サイズを縮小してから再度試す。
③ アップロード後、「コスチューム」タブの一覧に、実際に追加されているか確認する。
② 「グラフィック効果をなくす」ブロックを、スクリプトの最初に追加すると、すべての見た目の効果が、初期状態にリセットされます。
04変数・リスト編

スコアや状態の管理でよく使う、変数とリストのトラブルです。
② 更新したい処理が、実際に実行される場所(「もし〜なら」の中や「ずっと」の中)に、正しく置かれているか確認する。
③ スプライト間で、同じ名前の変数を、別々に作ってしまっていないか、Q41もあわせて確認する。
② 複数のスプライトで共有したい場合は、変数作成時に「すべてのスプライト用」を選ぶ。
③ すでに「このスプライトのみ」で作ってしまった場合は、一度削除し、「すべてのスプライト用」で作り直す。
② リストの表示チェックボックスをオンにして、ステージ上で、実際に追加されているか確認する。
③ リストが、そもそも作成されているか(「変数を作る」ではなく「リストを作る」ボタンから作成したか)を確認する。
② プログラムを再実行するたびに、このブロックが呼ばれ、中身がリセットされます。中身を保持したい場合は、このブロックを削除する。
② チェックを外すと、ステージ上の表示が消えます。
③ 表示スタイル(通常・大きな表示・スライダー)も、変数名を右クリックすると変更できます。
② 複数のスプライトで、同じ値を参照・変更したい場合は、グローバル変数を使う。
③ スプライトごとに独立した値(例えば、敵ごとの体力)を管理したい場合は、ローカル変数を使う。
② 途中の項目を削除すると、それより後ろの番号が、すべて1つずつ前にずれます。
③ 番号を直接指定している場合、削除・追加のたびに、想定していた番号とずれていないか、確認する。
② 不要な方を右クリックし、「変数を削除」を選ぶ(ただし、その変数を使っているブロックがあると、動作しなくなるため、事前にコード内での使用箇所を確認する)。
③ 必要な変数だけを残し、コード全体で、使う変数名を統一する。
② 表示したまま、大きさや位置を調整したい場合は、ステージ上のリスト表示の、右下にある四角いハンドルをドラッグして、サイズを変更できます。
③ 表示自体を、ドラッグして好きな位置に移動することも可能です。
② 「すべてのスプライト用」の変数は、すべてのクローンで、共通の1つの値を参照します。
③ クローンごとに違う値(体力など)を持たせたい場合は、「このスプライトのみ」の変数を使う。
05音・サウンド編

音に関するトラブルは、パソコンの設定が原因のことも多くあります。
② 「音」タブに、実際に音のデータが追加されているか確認する。
③ 「〜の音を鳴らす」ブロックで、指定している音の名前が、実際に存在するものと一致しているか確認する。
④ ブラウザによっては、ページを開いた直後は、ユーザーの操作(クリックなど)があるまで、音を自動再生しない制限があります。一度ステージをクリックしてから、実行してみる。
② 「ずっと」ブロックの中に、鳴らす処理が入っている場合、意図せず、繰り返し再生されていないか確認する。
③ 「〜の音を鳴らすまで待つ」ブロックを使うと、前の音が終わるまで、次の再生を待たせることができます。
② ブラウザから、マイクへのアクセス許可を求められた場合、「許可」を選んでいるか確認する。
③ マイク自体が、パソコンに正しく接続され、他のアプリで認識されているかも確認する。
② パソコン本体の音量とは別に、Scratch内でも音量調整ができる仕組みです。両方の設定を確認する。
② 「〜の音を鳴らすまで待つ」ブロックに変更すると、最後まで再生されます。
② 「〜の音を鳴らす」(鳴らすまで待たない方)を使うと、重ねて再生しやすくなります。
② 表示された一覧の、上部にあるカテゴリ(効果音、ループ、人の声など)で絞り込むか、検索窓にキーワードを入力する。
② 選択した範囲を、画面上部のハサミのアイコンで、切り取ったり削除したりできます。
③ 編集後、忘れずに保存する。
06ゲーム制作特有のトラブル編

ジャンプ、重力、当たり判定など、アクションゲーム制作でよくぶつかる壁です。より詳しい作り方は、専門記事もあわせてご覧ください。
② 落下速度(変数)が大きすぎると、1フレームで地面を飛び越えてしまうことがあります。速度の上限や、加算する数値を小さくしてみる。
③ 着地判定の後、y座標を1ずつ戻す「めり込み防止」の処理が入っているか確認する。
② 重力として、毎フレーム引いている数値(例:-1)も、あわせて調整する。値を大きくすると、キャッチボールのような軽快な動きに近づきます。
③ 詳しい実装手順は、専門記事で解説しています。
② ジャンプの条件に、「ジャンプ回数が、上限(2など)より少ない」という条件が、正しく入っているか確認する。
③ キー入力の判定が、「ずっと」の中で毎フレームチェックされ、キーを押し続けている間、連続でジャンプ処理が呼ばれていないか確認する(1回押すごとに1回だけ反応させる工夫が必要です)。
② 判定したいスプライト同士の、コスチューム画像に、透明な余白が多すぎないか確認する(絵の実サイズより、判定範囲が小さく感じられる原因になります)。
③ 判定処理が、「ずっと」ブロックの中で、継続的にチェックされているか確認する。
② 判定後に、「無敵中」のような一時的なフラグ変数(0か1で管理する変数)を立て、「もし〜に触れた かつ 無敵中=0 なら」という条件に変更する。
③ 処理を実行したら、フラグを1にし、「1秒待つ」などをはさんでから、フラグを0に戻す。これにより、接触直後の一定時間だけ、反応しないようにできます。
② スコア変数が、「すべてのスプライト用」として、正しく共有されているか確認する(Q41参照)。
③ ゲーム開始時に、スコアを0にリセットする処理があるか確認する。
② 「すべてを止める」ブロックが、正しいタイミングで呼ばれているか確認する。
③ 「すべてを止める」は、名前の通りプロジェクト全体の動作を止めるため、その後に続けたい処理(メッセージ表示など)があれば、止める前に実行しておく必要があります。
② 「クローンされたとき」ブロックから始まるスクリプトが、それぞれのクローンで、個別に実行されます。
③ クローンごとに違う値を持たせたい場合は、「このスプライトのみ」の変数を使う(Q49参照)。
② 計測を始めたいタイミングで、「タイマーをリセット」ブロックを呼ぶ。
③ 独自のカウントダウンを作りたい場合は、変数を使い、「ずっと」ブロックの中で、1秒ごとに1ずつ減らす仕組みを、自分で組む必要があります。
② スコアや経過時間に応じて、変数の値を、少しずつ変化させる処理(例:スコアが100増えるごとに、速度を1上げる)を追加する。
② スプライトの座標や、コスチューム、表示状態も、ゲーム開始時の状態に、明示的に戻す処理を追加する。
③ クローンを使っている場合、「このスプライトの他のクローンを削除する」ブロックを、リセット時に呼ぶことで、残ったクローンを片付けられます。
② 削除せずに増え続けると、動作が重くなる典型的な原因になります。
③ 詳しいパフォーマンス対策は、10章もあわせて確認する。
07保存・共有・読み込み編

せっかく作った作品を、失わないためのトラブル対策です。
② Scratchの「ファイル」メニューから、「読み込む」を選び、正しい手順で開いているか確認する(ダブルクリックだけでは開かないことがあります)。
③ ファイル自体が破損している可能性がある場合、別の保存箇所(バックアップ)がないか確認する。
② オンライン版を使っていた場合、アカウントにログインし、「マイ作品」ページに、自動保存されていないか確認する。
③ 見つからない場合、残念ながら、最初から作り直す必要があります。今後は、作業のこまめな保存を習慣にしましょう。
② オフライン版で「コンピューターに保存」したファイルを、オンライン版の「読み込む」機能で開けるか確認する。
③ バージョンが古いオフライン版を使っている場合、うまく開けないことがあります。公式サイトから、最新のオフライン版アプリをダウンロードし直す。
② 共有後も、変更を加えた場合は、再度保存する必要があります。
③ 共有リンクを、正しい最新のものに更新して、相手に伝え直す。
② ファイル名の末尾に「.sb3」と表示されていれば、Scratchのプロジェクトファイルです。
③ 表示されていなくても、Scratchで保存した直後のファイルであれば、多くの場合、この形式になっています。
② オンライン版でログイン中は、一部自動的に保存される場合がありますが、確実に残すには、「共有する」や、明示的な保存操作を行うことをおすすめします。
② 1人が作業したファイルを保存し、別の人に共有・受け渡しして、順番に編集する運用が基本になります。
③ 「リミックス」機能を使うと、公開された作品をもとに、別々に改造版を作ることができます。
② 保存する際、ファイル名に日付を入れる(例:game_0915.sb3)など、複数のバージョンを、区別できる名前で残しておくと安心です。
③ クラウドストレージ(Googleドライブなど)に、定期的にアップロードしておくのも、有効な対策です。
② スプライトを画像として保存する場合は、「コスチューム」タブで、対象のコスチュームを右クリックし、「エクスポート」を選ぶ。
② 「音」「コスチューム」タブで、不要なものを削除してから、再度保存を試す。
③ それでも失敗する場合、ブラウザを再起動してから、もう一度試す。
08アカウント・オンライン機能編
Scratch公式サイトの、アカウントに関するトラブルです。
② パスワードが、必要な文字数や種類の条件を、満たしているか確認する。
③ 保護者の同意が必要な年齢の場合、案内に沿って、保護者のメールアドレスなどを、正しく入力する。
② 登録時のユーザー名、またはメールアドレスを入力する。
③ 届いたメールの案内に沿って、新しいパスワードを設定する。
② 何度も失敗すると、一時的にロックがかかる場合があります。少し時間を置いてから、再度試す。
③ それでもダメなら、Q81の手順で、パスワードを再設定する。
② 非公開になっていれば、作品を開き、「共有する」ボタンを押して、公開状態に切り替える。
② 作品の投稿者が、コメント機能をオフにしている場合、他の人はコメントできません。
③ 年齢や設定によって、コメント機能自体が、制限されている場合もあります。
② 相手のプロフィールページを開き、「フォローする」ボタンを押す。
③ 反応しない場合は、ページを一度リロードしてから、再度試す。
② これは、安全のための正常な仕様です。保護者の方が管理するアカウントであれば、設定内容を確認する。
② 制限の内容や解除については、学校の先生や、管理者に確認する必要があります。
09電子工作連携のトラブル編

Scratchを、Arduino・Raspberry Pi・micro:bitなどのハードウェアと組み合わせる際のトラブルです。
② 認識されない場合、別のUSBケーブル(データ通信対応のもの)に交換して試す。
③ 互換ボード(CH340チップ搭載など)の場合、専用ドライバのインストールが必要なことがあります。
② 一覧から、使っているハードウェアに対応する拡張機能(Raspberry Pi GPIOなど)を選んでクリックする。
③ 追加後、左側のブロックパレットに、新しいカテゴリが表示されているか確認する。
② ブロック内で指定しているピン番号と、実際に配線したピン番号が、一致しているか確認する。
③ mBlockの場合、「ライブモード」と「アップロードモード」のどちらで動かしているか確認する。パソコンを外しても動かしたい場合は、アップロードが必要です。
② ブロック内で指定しているピン番号が、配線と一致しているか確認する。
③ アナログ値を扱う場合、対応するアナログピン(A0など)を、正しく指定しているか確認する。
② パソコン側のBluetoothが、オンになっているか確認する。
③ Scratchの拡張機能画面の案内に沿って、接続の手順をやり直す。
② 更新中は、Arduinoを外したり、パソコンをスリープさせたりしない。
③ 更新完了後、一度mBlockを再起動してから、再度接続を試す。
② 「その他」カテゴリのパレットに、GPIO関連のブロックが表示されているか確認する。
③ 表示されない場合、Raspberry Pi OS自体を、最新版に更新することで、解決することがあります。
② mBlockのポート一覧を確認し、その状態でのポートを覚える。
③ Arduinoを再度挿し、新しく増えたポートが、目的のArduinoのポートです。
② 「アップロードモード」は、Arduino本体にプログラムを書き込み、パソコンを外しても、単体で動く方式です。
③ パソコンを外すと動かなくなる場合は、アップロードができているか確認する。mBlock画面の、モード切り替えボタンを確認する。
② 一度ブラウザ(またはmBlock)を再起動してから、再度試す。
③ 繰り返し失敗する場合、別のブラウザ(Chrome、Edgeなど)で試してみる。
10動作が重い・パフォーマンス編
作品が大きくなるほど、動作が重くなることがあります。原因を1つずつ確認しましょう。
② 「ずっと」ブロックの中で、重い処理(大量の計算や、無条件の繰り返し)が、常に実行され続けていないか確認する。
③ 使っていない、大きな音声データが残っていないか、「音」タブを確認し、不要なら削除する。
② 画面に映っていない、遠く離れたスプライトの動きも、Scratchは計算し続けています。画面外に出たら「隠す」など、処理を軽くする工夫を検討する。
③ グラフィック効果(色を変える、ぼかすなど)を、多用しすぎていないか確認する。
② Scratchのプロジェクト自体が重すぎる場合、Q98・Q99の対策を行った上で、再度開く。
③ それでも改善しない場合、オフライン版のScratchアプリを使うことも、有効な選択肢です。
11それでも解決しないときは
「最小構成」に戻ってみる
複雑なスクリプトほど、原因の特定が難しくなります。一度、動きに関係する部分だけを、新しいプロジェクトに、最小限だけコピーしてみましょう。そこから1つずつ、ブロックを足していくことで、どの段階で問題が起きたかが、はっきり見えてきます。
ゲームを制作していたNさんがいた。敵に触れると、スコアが2つ、3つと一気に増えてしまう不具合に悩んでいた。何度もブロックを見直したが、原因が分からなかった。そこで、スコアを増やす処理の直前に、「今、増やしました」というメッセージを表示するブロックを、一時的に追加した。実行してみると、たった1回の接触で、そのメッセージが3回も表示された。「ずっと」ブロックの中で、当たり判定が、1回の接触中に何度もチェックされ続けていたことが、原因だと分かった。目に見えない繰り返しの速さこそが、原因の正体だったのです。
Scratch公式サイトには、「Discuss Scratch」という、世界中のユーザーが集う掲示板があります。同じようなトラブルに、すでに誰かが遭遇し、解決策を投稿していることも多いので、困ったときは、検索してみることもおすすめします。
関連記事・参考資料
基礎を学べる記事
- YOFUKASI LAB「Scratch入門|使い方・始め方を初心者向けにやさしく解説」2026年, https://yofukasi-lab-wp.com/2026/09/13/scratch-getting-started/
- YOFUKASI LAB「Scratchで電子工作入門|LED・センサーを動かして学ぶプログラミング」2026年, https://yofukasi-lab-wp.com/2026/09/13/scratch-electronics-getting-started/
応用・関連記事
- YOFUKASI LAB「Scratchでアクションゲームを作る方法|ジャンプ・重力・当たり判定」2026年, https://yofukasi-lab-wp.com/2026/09/14/scratch-action-game/
- YOFUKASI LAB「電子工作とプログラミング入門|初心者は何から始める?」2026年, https://yofukasi-lab-wp.com/2026/09/12/electronics-programming-getting-started/
参考資料(外部・一次情報)
- Scratch公式サイト, https://scratch.mit.edu/
- Scratchウィキ「トラブルシューティング関連ページ」, https://en.scratch-wiki.info/wiki/Category:Troubleshooting
- Discuss Scratch(公式フォーラム), https://scratch.mit.edu/discuss/
※本記事は個人の学習用途を対象にしています。教育機関での利用については、各校・各団体の方針もあわせてご確認ください。
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